そんな、ミュンヘンの旧市街地で開催されるクリスマスマーケット3つ巡ります。
まずは、カールス門からノイハウザー通りをまっすぐと進むと、その先にあるのが写真の新市庁舎前のクリスマスマーケットです。写真の光景は、ガイドブックなどでおなじみのではないでしょうか。
新市庁舎のマーケットは、市庁舎前の広場だけではなく、ノイハウザー通りから始まり、ヴァイン通り、ディナー通りまでと規模もとても大きいです。
まずは、クリスマスマーケットと言えば、名物の「Gluhwein」を試してみたいと言うことで、グリューワインの屋台をチェックです。
マーケットで欠かせないのがこのグリューワイン(Gluhwein)という温かい飲み物です。
基本は赤ワインにスパイスを加えた物です。他に、強いのが好きな方は、「Eierpunsch(ミルクシェイクのお酒)」スパイスが苦手な方は「Apfelpunsch(リンゴ酒)」、お酒が苦手な方やお子さんは「Kinderpunsch(ノンアルコールのベリー系ジュース)」などもあります。マーケットでは、各都市の絵柄の入ったオリジナルのカップを用意してます。持ち帰りも出来ますが、デポジットで返金もしてくれます。
市庁舎の中庭にもマーケットが続いています。
新市庁舎のマーケットの中でも、ヴァイン通りにはドライ系のクリスマス飾りを多く扱う店が連なっていました。写真の物もその中の一つです。大きさは大小さまざまですが、写真の飾りは1メートルぐらいの長さのある大きな物です。飾りにはシナモンなどのスパイスも使われていて、リースなどもとても可愛らしいです。ヨーロッパらしい作りがとても素敵でした。飾りと言えば、パイプ人形やクルミ割り人形を代表する木製人形もマーケットではクリスマス向けに多く見られます。日本でも販売されている物もあるのですが、本場は種類も豊富です。同じ商品でも値段も店によって違うので見比べて買うのも楽しいです。
今回特に注目したのは、写真のクリスマスマーケットの屋台をミニチュアにしたものです。これは残念なことにかなり高いです。屋台だけで20ユーロ、他の装飾は全部別売りだそうです。中の飾りは点灯する様になっているものもあって本格的です。
クリスマスクッキーは飾り用らしく食べられるのか?食べられないのか?・・・
聞きそびれました。
クッキーちょっと興味がありますが、
チョコレートも良いです。
一押しは、写真のチョコレートの串。
イチゴやバナナ、ブドウなどさまざまなフルーツがありますが、
特にブドウが美味しいです。
チョコレート菓子ではキリストの形をしたものも見かけた気がしますが、これはサンタクロース。そして、クッキーハウスです。これは、食べられるんだろうと。
時間があるので他のマーケットを探しに、街を歩き回ってみます。
教会へ向かう途中の道に1軒だけぽつんとした屋台を発見しました。
なにやらクリスマス用ではなく所謂八百屋さんですが、屋台の中を良く見ると・・・
屋台の天井はクリスマス仕様の可愛らしい飾りつけがされています。
新市庁舎前の広場から南へペーター教会をぐるっと廻ると、隣の聖霊教会前にある「ヴィクトリアーリエンマルクト」という広場に出ました。クリスマスマーケットがこちらでも開かれているようです。
ちょっとのぞいて見ました。ここの屋台はどの店を見ても同じ物を売っています。どうやらこれはキリストの生誕を再現する所謂フィギアの様です。
キリストや馬小屋、鍋、薪などに至るまで色々な道具が精密に作られていて、その作りに感動しました。ランプや焚き火などもあるのですが、ちゃんと光るようになってます。
ほかに木製の木型が沢山ありました。これは19世紀まで主流だったクッキーの型ですね。
教会前のマーケットということで、専門的なお店が集まっているようです。
観光向けではないですが、とても面白い興味深いマーケットでした。
ちょっと観光名所も見てみたいので、今度は新市庁舎広場の裏手、北へ向かいます。
「レジデンツ(博物館、宝物館)」へ。
こちらはヴィッテルスバッハ王家の宮殿で、王家の宝物や宮殿の中を見学することが出来ます。
受付で荷物を預けますが、宮殿はとても広くて冬は寒いです。 受付スタッフに上着は持って行くように言われました。
宮殿中を散策していると、窓の外の中庭にマーケットらしきものを発見。
見学後、受付で場所を教えてもらって行って見ました。
レジデンツを出て建物沿いに西側にあるレジデンツ通りを北上すると、入り口を発見しました。レジデンツのクリスマスマーケットです。
こちらのマーケットは小規模に見えますが、食べ物が他とは違う物が多くて個性的でした。
観光客も少なく穴場であり、お薦めのマーケットです。
こちらのマーケットで見つけた一押しのグルメは以下です。
「アップフェルシュテュルーデル(Apfelstrudel )」
薄いパイ生地にリンゴのフィリングを入れたアップルパイです。ドイツの名物ではなくお隣のオーストリアの焼き菓子。他のドイツの都市ではあまり見かけたことがなかったので、ドイツでこれが食べられるのは南ドイツならではなのではないかと。
名前は忘れましたが、ポークハムの挟まった屋台のお兄さんのお薦めサンドイッチです。ドイツでは小さな丸パンに色々挟んで食べるのが一般的ですが、丸パンにサンドすることを、北ドイツでは「mit Brot(ミットブロート)」南ドイツでは「mit Semmel(ミットゼンメル)」と言います。
前方「アイアープンシュ(Eierpunsch)」と後方「アップフェル(Apfelpunsch)」です。
リンゴ酒のアップフェルはさっぱりと美味しいかったですが、見た目でゆるそうな、玉子酒 のアイアーはとんでもないきついさで目が廻りました。
こうして、2つの隠れたマーケットを見つけたところで日も傾いてきました。
そろそろ、新市庁舎前のマーケットに戻りたいと思います。
クリスマスマーケットは夜を見なければもったいないです。
ライトアップされた夜のクリスマスマーケットは、とても素敵ですから。
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