今回は、ミュンヘン中央駅からICEに乗ってノンストップで2時間、ニュルンベルグへ向かいました。クリスマスシーズンに人気のあるニュルンベルグ行きは、臨時増発列車も出ているほどで、私の乗ったのもその臨時増発列車でした。
写真はお世話になった臨時増発のICEです。
ニュルンベルグといえば「ドイツ鉄道発祥の地」としても有名です。
ニュルンベルグは小さい都市ですが、ドイツ国鉄(DB)はDBの歴史を語る「DB博物館」がこの街にはあります。
ICEには1等車2等車があります。事前に席予約が可能で座席には指定料金がかかります。
更に、最近日本では見なくなった食堂車があるとのことで、今回はその食堂車をあえて利用してみることにしました。
食堂車は2つの造りに分かれています。立食専用の「ビストロ」、席のある「レストラン」です。
写真左が「レストラン」右「ビストロ」です。
レストランは本格的なイタリアンとワインのメニューが用意されています。
私はホットチョコレートをオーダーしたかったのですが、臨時列車の為ホットチョコはないということだったので、紅茶を飲むことにしました。・・・ホテルで朝食も済ませてますし、ホットチョコ楽しみにしていたので残念です。
他の乗客たちは、ほとんどが朝食をオーダーしていました。朝食はパン10個にベーコンエッグと飲み物というもので、年配のご婦人はパンの量にさすがにびっくりしていた様でした。さすがのドイツ紳士でも食べきれないらしく「もう食べられないよ。」とウェイターに笑いかけながら残していました。
レストランの隣の車両は1等車でした。
1等車をドア越しに撮影してみました。2等車と何が違うのかなと思いましたが、座席の色が2等車の青に対してこちらは赤ですね。それと座席の広さが違うようです。でも日本人の私の実感では、ドイツ人サイズの2等車でも十分広くてシートもふかふかですし、ICEの座席は日本のJRより断然すわり心地が良くて大ファンです。
それにしても1等車がなぜレストランの隣なのかと思ったら、ウェイターが1等車に飲み物を運んでいる姿を目撃。
さすが1等車は給仕サービスもあるようです。
ニュルンベルグでしか食べられないかも・・・
駅は東西に伸びた3階か4階建てのショッピングアーケードも併設した中規模の駅です。
1階にはフードコートもあり、名物の「ニュルンベルガー(写真)」や寿司屋さん、シーフードファストフードの「ノルトゼー」もあって列車の移動途中で簡単な食事をしたい方にはお薦めかと。そして、ドイツでは各地方に名物のソーセージがそれぞれありますが、やっぱりニュルンベルガーはここでしか食べられないみたいなので、ここに来たら食べた方が良さそうです。
チョコレートコーティングの揚げ菓子で、日本で言うときしめんの様な生地を丸めて素揚げにした様なというところでしょう。中心にはスパイシーなマジパンが入っています。ニュルンベルグ市街地では見なかったのですが、なぜか駅構内には売店が2店あって人気でした。
ニュルンベルグはドイツ鉄道発祥の地・・・
詳細は博物館公式サイト
入り口ではDBグッズも多数取り扱っており、ポストカードからICEの模型などさまざまなグッズがあって面白いです。
DBグッズは、こちらの博物館以外ではミュンヘン中央駅の日本で言うところのみどりの窓口の様なところでも扱っています。
DBだけじゃなく博物館は「POST博物館」も併設しており、ドイツの郵便と電話の歴史も見ることが出来ます。
DBだけじゃなく博物館は「POST博物館」も併設しており、ドイツの郵便と電話の歴史も見ることが出来ます。
DBの歴代車両は間近で見ることも出来、たぶん触っても可です。とても迫力があります。
他に昔の駅舎を再現した部屋や、旧ナチス時代も含めて発達した鉄道の歴史などの展示
巨大なレイアウトでZゲージを走らせるコーナーなど、鉄道ファン必見の博物館です。
ドイツはアイスクリームがお薦め・・・
突然ですが、ドイツはアイスクリームが美味しいのです。
ドイツ人はアイスクリームが大好きらしく、以前留学していた時に、その街で人気のアイスクリーム屋さんに行ってすっかりドイツのアイスにはまってしまいました。
なのでドイツでまたアイスを食べねばと思っていたことろ、ニュルンベルグの旧市街地でクリスマスマーケットに行く途中美味しそうなアイスクリーム店を見つけてしまいました。
店はケーニヒ通りの途中(通り西側)にありますが、名前は忘れてしまいました(笑)
寒いので店の外に出て後から冷え冷えでしたが、美味しかったです。
ニュルンベルグのお城 ・・・
ドイツでお城といえば、ノイシュバンシュタイン城が世界的にも有名ですが、中世から独立都市として発達していたドイツ各都市には歴史的なお城がいくつも存在します。
ニュルンベルグにも小さいながらお城がありました。
ニュルンベルグ旧市街地の名所となっている、城壁に囲まれた市街地の一番北側の丘の上にある「カイザーブルグ」です。
普段は有名な観光名所なのですが、クリスマスマーケットに主役をうばられてちょっと静かでした。
中世ヨーロッパの街並み、どこまでも続く赤い屋根と小さな煙突がとても印象的で、素敵な街でした。
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